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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

映画「呪怨」、「THE JUON」(2005/08/16)




映画「呪怨」を見た。
シュチュエーション的には恐いとこがあるのだが、
全体としてはちょっと納得できずに、
「リング」よりは下で「着信アリ」よりは良いと感じた。

全体としては、これ程までに人が死んだエネルギー源がなんなのかがわからない。
人の怨念だけでは、なかなかここまでの事を起こすのは難しい。
神話・怪談で妻が殺されて、夫が自殺した程度で、
生きた人に乗り移るわけでもない
(なにもないところから何かを作るのは高いエネルギが必要だと思う)
のにここまで人が死ぬ話はないと思う。
神話や怪談の体系から外れている気がする。

神話や怪談って多くの人が納得した話が伝えられてきたと思う。
そして、それらは人間が感じた世界を表していると思う。
その神話や怪談の体系から外れると自然じゃないと感じるので
外れることは容易でないと思う。

この程度の原因なら無数にあるのに何故この場合だけは
こうなってしまったのかというのがわからない。


他には、系がやや大き過ぎて恐くなくなってしまう部分があると思う。
警備員まで殺されるのがやや話が広がりすぎだと思う。
もうちょっと閉じた系(人、場所)の怪談の方が恐いと思う。


しかし、これは自分が考えたわけではないのだが、
家を聖地、死んだ人が人柱と考えるとまだ納得行くかも。
つまり、世の中には寺や神社、祠などのように
なんらかのエネルギーが大きいと考えられている場所が存在する。
そこが、事件があった家であって、
そこで人死というトリガーが引かれたために、
大きなエネルギーが呪いという形で表れたということである。

また、話を聞くだけで呪われる怪談のような
呪いの感染系の話が存在するように、
そのエネルギーを元にして家を中心にした関係(呪いの感染)によって
人が呪われていって死んでいくという構造だとまだ納得できる。

しかし、これはほとんど脳内補間ともいえるようなことなので、
一つの作品としては示唆がなく世界構造に納得できない。


シチュエーションでもあまり恐く感じないというか、
逆に笑えるところもあるのがちょっとおもしろくない。
白塗りの女子高生がゾンビみたいにせまってきて、
ドア開けて入ってくるとかいうところは笑えてしまって駄目だ。





「THE JUON」公式ホームページ

ハリウッド版として作られた「THE JUON」も見た。
これは上の「呪怨」と比較するとおもしろい。

話も同じ部分が多いのだが再構成されている。
背景の論理も多分アメリカ人が納得できるものになっていて、
そのためにアメリカで受けたのだろう。
「リング」のハリウッド版は構成がほとんど変わっていなくて、
日本のを見ていると面白くなかったのに対して、
「呪怨」のハリウッド版は文化的な違いを楽しむことが出来る。

自分としては、
・日本版ではあいまいだった話がはっきりとした
・あいまいな場面や構成を無くした
・怪異の原因が人間になった
・より怪異が実態的になった
・アメリカ系の殺人系都市伝説の感覚が入っている
・わりかし日本的な恐さでアメリカ人も恐いであろう
シチュエーションは変わっていない
・怪異がほぼ家に限定された
に注目した。

アメリカと日本は同じ様な街を形成したが、
根底にある世界観はかなり違うんだなと実感した。
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  1. 2005/08/16(火) 20:15:09|
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THE JUON-呪怨-(THE GRUDGE)

~代役で介護に訪れたカレン,散らかった部屋を片付けようとするが...  呪われた家に足を踏み入れてしまったカレンはこの後どうなるのか...~ 例の呪怨です! 大好きな呪怨です!(^o^) 清水崇がハリウッドの技術力を得てリメイクしたということでかなり期待して観ました 結
  1. 2005/09/04(日) 15:56:00 |
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