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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

映画「夕凪の街 桜の国」(2007/08/17)

映画「夕凪の街 桜の国」を映画館に見に行きました。
同名の漫画を原作とする実写の映画で、広島の原爆について描いた作品です。

漫画を読んだことがあったので映画を見てみましたが、
それなりに良かったです。
漫画原作の邦画は、漫画の表現をそのまま使ってわざとらしく現実感がない作品
になっているものが多いですが、
この映画はこまかく表現を独自のものにして実写として見られる作品になっていると思います。
ただ、原作をもつ作品の限界として原作の魅力に迫ることはできていても
こえることはできていないと思います。

原作の漫画の後書きを読むと、作者は被曝した人の日常を描くことで
体験したことのない原爆というものを実感したかったのだと感じます。
漫画の中には、原爆ドームや平和記念公園といったものは象徴的には描かれず、
あくまで被曝者の日常が描かれます。
原作の漫画は、作者が原爆というものと真剣に向き合った良い作品だと思います。
また、向き合った結果を読者に押しつけている作品ではないと思います。

しかし、映画では、最初やら最後やらで原爆ドームやら平和記念公園を象徴的に描いてしまっています。
その表現があまり好きではありません。
この作品だけでは、核兵器を位置付けるには弱いですし、核兵器というものへの結論はだせないです。
この作品を見た個人個人が核兵器というものと向き合って、どういうものかというものを
自分が調べて知っていかないと結論は出せるものではないです。
原作の作者も自分で調べてみてそれがわかっているから結論を押しつけていないのだと思います。
それなのに、映画は核兵器は使ってはならないという結論を押しつけてしまったと思います。
そういう結論を言いたいのなら、そのような結論を言えるオリジナルの作品を
作ってほしかったです。
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  1. 2007/08/17(金) 10:42:53|
  2. 映像作品感想
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