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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

映画「メトロポリス」(2007/06/03)



1926年のドイツ映画「メトロポリス」を見ました。
見ごたえのある映画でした。

作品の舞台は、巨大都市メトロポリスです。
そこでは、人々は地下に住む労働者階級と地上に住む資本家階級に分かれています。
ある時、資本家の指導者は、労働者たちがより人間らしい生活を求めて集会を開いていることを知ります。
それを気に入らない資本家の指導者は、労働者達の指導者そっくりのロボットを科学者に作らせて、、、
というストーリーです。

まず、映像的な面が凄かったです。
最近、サイレント―モノクロ映画をいくつか見ましたが、
それらと比較してこの映画は映像表現がかなり映画的でした。
サイレント―モノクロ映画の表現技法は、舞台劇という要素が強いと思っていたんですが、
舞台劇では表現できないような映像表現が多用されていました。
この作品ができた1926年といえばモンタージュ理論を用いて作られた映画「戦艦ポチョムキン」
が発表された翌年ですが、それだけこの時代は映画が成熟してきていたということでしょうか。

他には、未来描写が興味深いです。
現在に定着しているようなビルが立ち並び、空中に道路がはしり、乗り物が飛び回っていて、
ロボットがいる未来の都市という発想はこの頃からあったんですね。
映像化はされていなかったんでしょうが。

ストーリーは、労働者が人間らしく生きるには資本家と労働者の調停者が必要だというもので、
根底にヒューマニズムがあり良かったです。
1926年といえば、ソ連ができて数年であり、アンチ共産主義のファシズムの芽が出てきた時代ですから
そういう影響を受けているのでしょうか。

それにしてもロボットに扇動されたとはいえ、労働者たちが、警告されたにもかかわらず発電所を破壊し
自分たちの住居を水浸しにした挙句、人間だと思っているロボットを
扇動者=魔女として火あぶりにするというのはそら恐ろしいものがありました。
実際に人間ってこういうことをやりかねないだけにリアルに恐い話です。
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  1. 2007/06/03(日) 16:15:51|
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メトロポリス

メトロポリス}}都市部(ポーランド)メトロポリス(''Metropolis'')とは、国または大きめ地方における経済・文化の中心であり、かつ、国際的な連携のハブとなるような大規模な都市のことである。日本語では中心都市あるいは大都市と訳されることがある。
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