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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

映画「父親たちの星条旗」(2006/10/29)

映画「父親たちの星条旗」を見ました。

太平洋戦争で激戦となった硫黄島の戦いを舞台にした、
アメリカ軍の海兵隊の話です。
星条旗を掲げるところを写真に撮られた兵士が
英雄に担ぎあげられる様と対比しながら、
硫黄島での戦いが描かれます。

海を埋め尽くすアメリカの大艦隊や
戦艦の艦砲射撃、
映画「プライベート・ライアン」のオマハビーチ上陸よりスケール感のある
海兵隊の強襲上陸シーンなど映像的には凄いと思います。
また、事実に基づいて丁寧に作ってあるように感じます。

ただ、映画の表現としては気に入らないところがあります。
メインテーマは、"英雄はつくられたもので、彼らは、祖国のために戦ったのではなく、
身近な戦友のために戦った"だと思うのですが、
映画中で同じようなシーンによってテーマが描かれて、中だるみする感じがあります。

テーマがすぐにわかってしまうので、
兵士たちが英雄に祭り上げられ、プロパガンダに利用されていく各シーンは
同じようなシーンが続くようにしか感じませんでした。
もっと、いろいろな視点からテーマを描く方が良かったと思います。
戦闘シーンも、戦闘の経過などがなく、エピソードが狭い範囲で切り取られて
見せられるので、それぞれの場面に深みが感じられませんでした。

まとめれば、結論が先にきてしまっていて、結論を生み出す過程に
説得力が少ないと感じました。
あとは、折角、悲惨な硫黄島の戦いを
舞台にするからには、もう少し硫黄島の戦い自体を生かすテーマに
してほしかったと思いました。
また、テーマのせいもあるかと思いますが日本側の視点はほぼないのも
気になりました。映画「硫黄島からの手紙」において、日本側の視点で
硫黄島の戦いが描かれるとはいえ、
もっと戦いから相手が見えてもよさそうな気がします。

決して悪くは無い映画だと思うのですが、
強いインパクトはありませんでした。

硫黄島の戦いに関するメモ
硫黄島戦資料
硫黄島の戦い - Wikipedia
祖父の硫黄島体験記

NHKスペシャル|硫黄島玉砕戦~生還者61年目の証言~



そういえば、映画中にほとんど音楽がなかったように思います。
戦場には音楽は流れないので、リアルさを出すためでしょうか?
音楽は、効果的に使えば現実以上に事実を表すことができると思います。
ただ、薄っぺらく事実を雰囲気でもりたてるくらいなら、
音楽は無い方が良いですがね。
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  1. 2006/10/29(日) 17:39:09|
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