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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

「老婦人とハト」(2006/01/23)



DVDの「ベルヴィル・ランデブー / エディシオン・コレクトール」の
特典映像についてた「老婦人とハト」を見ました。
「エディシオン・コレクトール」を買ってよかったと思いましたよ。

ベルヴィル・ランデブー」と同様ストーリーと映像に引き込まれました。
そして、1つの作品としてたいへん魅力を感じました。
23分の小話で、ヘタな感想を書くと、まだ見ていない人に対して作品の
魅力を損なわせてしまいそうなのでこれ以上の感想は隠しておきます。
それだけ初見のショックが大きく感じました。

それにしてもこの作品も「ベルヴィル・ランデブー」と同じに
太ったアメリカ人らしき人が出てきましたが、
作者は何かアメリカ人に対して思うところがあるのでしょうか。

[以下ネタバレ][
見始めてからなんか話や映像表現が生々しくて不気味な雰囲気は
感じていたんですがまだ話がわからなくて
こんなものなのかなと思って見てました。
後から思えばこの嵐の前の静けさが後の話
をものすごく強調するので良いです。

途中からストーリーと映像に圧倒されて引き込まれていきました。
特に悪夢のあたりから話が急激に展開すると共に
引きずり込まれました。
途中出てくるシュールさが怖くて、逆に笑ってしまいます。
何度か噴出してしまいました。
そして、コミカルな音楽がすごく楽しいのに、
ものすごく怖いストーリーが脳の処理を混乱させて楽しませてくれます。

映像面ではハトの顔をした人のデザインやかぶりもののデザインが
目が強調されてものすごく怖かったです。
]
06/01/26追記

[以下ネタバレ][この話は, 快と不快を与えるものが共存していると思います。
そして, 物事の2面性をよく描写しているように思います。
ストーリー全体で見れば男が老婦人を鴨にしていた
(一瞬老婦人が羽をむしられたチキンに見える表現はこのことを表しているのでしょうか?)が,
実は鴨になっていた(鏡にうつる自分の姿が羽をむしられたチキンに見えるという描写?)
という関係の2面性があると思います。
男がハトに化けてご飯を得るところは楽しい音楽が流れてリズム良く話が進みます。
しかし、その影で捕まえて来たハトはやせ細って行き死んでしまいます.
最初に見たときはハトが密かに痩せて行くのは, 男が楽しげに
話を進めることで気付きませんでした。
この話では常にこのような裏表の表現されていると思います。
最後の方の老婦人が襲いかかってくるところも,
一見恐怖の場面でありながら, 老婦人のロボット的動作やはさみのリズムが
音楽とシンクロして楽しげな一面も感じます.
音楽自体も楽しいのですが寂しさも感じ,
のれるようでのれないという2面性を持つ音楽だと思います。

06/01/27追記.

羽をむしられた姿はチキンじゃなくてハトかな。
捕まえられて羽をむしられたハトとの対比でしょうか。
]
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  1. 2006/01/23(月) 22:13:29|
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