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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

映画「グッバイ、レーニン!」(2006/01/21)



ドイツの映画「グッバイ、レーニン!」を見ました。

ストーリーは以下のようなものです。
東ドイツに住むアレックスは小さい時に父が西ドイツに亡命してしまう。
そのために母は愛国心を強めていく。
ある時、アレックスは反社会主義デモに参加して逮捕されてしまう。
それを 目撃した母はショックを受けて心臓発作を起こし倒れてしまう。
そして、母が意識を失っている間にベルリンの壁は崩壊し東ドイツはこの世から無くなってしまう。
母は意識を取り戻すが、強いショックは与えてはいけないと医者に忠告される。
アレックスは東ドイツの崩壊を愛国者である母に隠し通そうとする。

ストーリーは東ドイツの崩壊を隠し通そうとするものであるがゆえに、
変わっていくドイツと失われた東ドイツというものがより強調されて表現されると思います。
ストーリーは喜劇的要素もあるため誇張があり、まずありえないだろうと思える事も多いです。
しかし、その誇張もドイツの変化を強く表すのに役立っており納得できます。
いろいろ印象的な場面が多く、ドイツ統一あたりの事に思いを巡らせました。
あまり知っているわけではなく、この映画を見て新しく知ったり
意識したりしたことが多いです。
また、人間の性格が単純に描かれていないところや、
それぞれの人間は相対的に描かれるところは好きです。
人々がアイデンティティを失い時代の変化に翻弄され
ながら生きていく姿がよく表現されていると思います。

画像は全体的に調和がとられ、
ストーリーの誇張を日常の範囲にしてしまうのを助けていると思います。
映像としてドイツ統一後の日常を日常として表現できているのが凄いです。
DVDの特典映像の"知られざるデジタル効果"を見ると感心しました。
何をどうしようと望みの映像が撮れたら良いというのはその通りだと思います。

音楽は全体的にシックで落ち着きがあり、日常の表現に大きく影響していると思います。
音楽は最初から非常に心地よく感じて映画を見終わった後、DVDの特典映像の
"ヤン・ティルセンの音楽の世界"を真っ先に見ました。
このヤン・ティルセンという人はフランス人でしょうか。
作曲者の感性に基づいた音楽の作り方についての話はおもしろかったです。
映像でも言ってましたが、キッチリしてそうなドイツ人の監督にとっては
音楽の感性は大変心配だったんじゃないでしょうか。
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  1. 2006/01/21(土) 23:57:04|
  2. 映像作品感想
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