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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

アニメ「ベルヴィル・ランデブー」(2006/01/15)



フランスのアニメ「ベルヴィル・ランデブー」 を見ました。

このアニメでは物体に対してある種、異様なデフォルメがなされます。
腕は線のような細さなのに足の筋肉が異様に発達している人体や
絶壁のようにそびえる船体のような表現がされます。
しかし、人間が注目する特徴を抽出して強調して表現された物体は
感覚に受け入れやすいです。
感覚的な部分がものに付け足されて表現されていると思います。
そして、この表現には、時代や場所が違ってもかなり通用する
普遍性があると思います。

実写の「アメリ」といった作品を見ても思うのですが、フランスの映画作品の色調や小物
に至るまでの表現の統一性は凄いものがあると思います。
この作品でもそれを感じました。
監督の根本のメッセージに沿って細かいところまで物事が表現されていると思います。
何回も見てその表現の細かさに注目し、新たな発見をしたくなる作品でした。

また、人物の癖を取り出して強調するといった日常を鋭く見つめてリアルに表現できる
フランス人の能力も凄いと思います。

このような分かり易い表現の要素を使うのに複雑な人間というものを描いていける
というのも感心してしまいます。
表現される人間は複雑でリアルで、それらの人達からつむぎ出されるストーリー
も複雑でリアルに感じます。


DVDの特典映像の高畑勲監督とこの作品の監督の対談も興味深い内容でした。
もちろん、この作品についても興味はありますが、
それ以上にアニメだけの範囲でなく"作品"という根本的な部分を語っているのが
興味深いです。また、上記のようなフランス人の特性についても触れられているのが
おもしろかったです。
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  1. 2006/01/15(日) 22:46:37|
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