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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

アニメ「ユーリ・ノルシュテイン作品集」(2005/11/10)



基本的には切り絵で作られた
ロシアのユーリ・ノルシュテインのアニメ作品集です。

圧倒的で幅広い表現と美しさに驚かされ魅了されます。
記号的な表現を使ってないのに凄くよく表現を理解でき感じることができます。

「25日・最初の日」は、十月革命・ソ連成立を描いた作品だそうですが、
人々の熱狂ぶりがストレートに感じられます。

「ケルジェネツの戦い」は歴史となる背景の話は全然知らないのですが、
ファンタジックに描かれた世界は荘厳で綺麗です。
また、音楽に合わせて繰り広げられる戦いは、
ダイナミックで心動かされます。
全体に漂う悲しみの空気が良いです。

「狐と兎」、「あおさぎと鶴」、「霧につつまれたハリネズミ」
なんかはまるで絵本の世界が動いているように感じます。
特に「霧につつまれたハリネズミ」が好きでした。
ハリネズミが霧に包まれていろいろなものに出会っていくストーリーと、
それにすばらしくあった表現が良いです。
霧の中で次に何が起こるのだろうかとドキドキしワクワクします。
そして、どこかのんびりとした主人公のハリネズミが好きです。
最後にホッとして終わる結末も良いです。

一番わからなかったのが「話の話」でした。
しかし、何か惹きつけられます。
この作品を分かるには、文化的または歴史的な背景を
最低限知っていなければならない気がします。
分からないのですが、縄跳びをする牛とか、りんごをかじる少年、旅人、
戦争、オオカミ、焼かれたジャガイモ等々の全ての場面が強く印象付けられます。
05/11/26追記

「話の話」を見ていて思ったのですが、
戦争は第二次世界大戦の表現なんでしょうか。
花火が打ち上げられ、手足を失った軍人が帰ってきています。
これは戦争が終わった表現でしょうか。
戦勝記念公園15をこの前見て、
"花火は戦勝記念日のシンボルの1つである"というのを覚えていて、
花火が打ち上げられて戦争が終わった?シーンで思い出しました。



05/01/13追記

http://www.style.fm/as/04_watch/watch07_2.shtml
に「霧につつまれたハリネズミ」の作成方法について少し書かれていました。
以下、上記サイトより一部引用。
あとであれがマルチプレーンで撮っているという事を知った時には、やられたなと思ったんです。そういう意味では、手堅い技法をもの凄く巧みに使ってるのね。あの霧の中から、色々なものが見えてくるのも、中段にライト当てないでおいて、上段に持ち上げてくると、影だったものが光が当たって霧の中から出てくるように見える。


マルチプレーンって何だと思ったので検索してみると、
http://www.reiji.net/ff/multiplane.html
のようなサイトがありました。

これを知って「霧につつまれたハリネズミ」を見ると、結構単純な構成で動いているように思えました。
でも、それで生き生きとした世界が表現されているのが凄いです。
しかし水を使った表現がどうやっているのかがわかりません。
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  1. 2005/11/10(木) 23:47:49|
  2. 映像作品感想
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