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水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

映画「怪談」(2007/08/26)

映画「怪談」を映画館に見に行きました。
落語の演目「真景累ヶ淵」を元にした作品です。
ここ最近の映画で一番おもしろかったです。

最近の邦画のホラー作品は、恐いシーンで大きな音や突然の画面切り替えなどあって
その場は驚くんですが(自分がビビリなのもあって)、
全体のストーリーとしてはSFになってしまっていて現実感がない作品が多いです。
でも、「怪談」はリアルだったです。

幽霊が人間の恐さの表現であり、化け物でもモンスターでもなかったのが良かったです。
大抵の邦画のホラーは最終的にはゾンビみたいな実体化した化け物が
目の前に現れてしまい恐くなくなってしまいます。
また、幽霊が出てこられる"怨み"の原因が納得できないものばかりです。
その程度の怨みで幽霊が出るなら、そこら中が幽霊だらけになるだろうという作品が多いです
「怪談」は、幽霊より生きている人間の方が恐いという原則をしっかりと守っており、
幽霊というのが怨みの単なる1つの表現であり、かつホラーとして恐いという作品でした。

何かの拍子に事態が悪化していき、主人公がそれをきっかけに無自覚に傷口を広げ
ていき、惨劇に繋がっていくところがとても自然で恐いところです。
一つ一つの出来事は自然なのに、全体を通してみれば
過去の怪談のパターンにはまっているという不自然さも良いです。
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  1. 2007/08/26(日) 22:11:05|
  2. 映像作品感想
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映画「人生案内」(2007/08/25)



映画「人生案内」を見ました。
ソ連のプロパガンダ映画で、浮浪児達を労働によって更生させる話です。
1931年の作品だそうです。

プロパガンダ映画なので物事を一方向からしか見ないという気持ち悪さがあります。
社会の向上のために戦争孤児を再教育するということ自体はまっとうな事だとは思いますが。
でも、収容所に入れて労働というのは、すぐラーゲリを連想してしましますね。

それにしても、このころのソ連の作品はパワーに溢れています。
この希望が裏切られていくのは、スペイン内戦からぐらいですかね。
  1. 2007/08/25(土) 22:31:20|
  2. 映像作品感想
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映画「警察日記」(2007/08/25)



映画「警察日記」を見ました。
戦後の日本の片田舎を舞台にある警察署の日常が描かれます。
人情味あふれる警察官の話が良いです。

当時の貧しい社会状況が、警察の扱う事件を通して描かれており興味深いです。
貧しさゆえに行われる人身売買や子捨てといった犯罪や、
舗装されていない道路といった町の様子は、
とても日本とは思えなくてカルチャーショックを受けます。

1950年代の作品らしいですが、そのころの邦画の状況は全然知らないですね。
ただ、この作品を見ていると映画を作る喜びは多大にあったのではないかと思います。
  1. 2007/08/25(土) 22:07:44|
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鳥取県護国神社(2007/08/25)

■場所
鳥取県護国神社は、こどもの国の道沿いから山側に上がったところにあります。
看板は立っていたものの少々入り口がわかりにくかったです。

拡大地図を表示

■境内
境内では土曜日で相当な暑さでもあったので人が全然いませんでした。
献血した後に暑い中飲み物も持たずに行ったので
ゆっくり見てまわる余裕がありませんでした。
DSCF0481.jpgDSCF0485.jpgDSCF0486.jpg
境内

DSCF0482.jpg
比島戦没者慰霊碑

DSCF0487.jpgDSCF0488.jpg
陸軍少年飛行兵戦没者慰霊碑

■周囲
神社の周囲は廃墟が多く廃れた雰囲気の場所でした。
道の片側に複数の石像が立っているところがあったんですが何なんでしょうか?
DSCF0479.jpgDSCF0483.jpg
廃屋

DSCF0480.jpg
謎の石像群

  1. 2007/08/25(土) 20:23:03|
  2. ラクダの王国
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映画「メンフィス・ベル」(2007/08/23)



映画「メンフィス・ベル」を見ました。
舞台は第二次世界大戦で、アメリカ軍爆撃機"メンフィス・ベル"の
最後の任務であるドイツ爆撃の様子を描いた作品です。

戦闘機に比べて爆弾を落とすだけ(といっても大変なんですが)の爆撃機が題材とあって
アメリカ映画にしては割と地味です。
ただ、淡々と状況を描く映画「空軍大戦略」や「遠すぎた橋」といったイギリス映画に比べると、
見せ場がストーリーに盛り込まれている分だけ派手ではあります。
また、散々日本やドイツに無差別爆撃しておいて、軍事工場だけを精密に狙う任務を描く
のはいかにもアメリカ映画らしいです。

爆撃機の中の様子がけっこう丁寧に描かれて、
「紅の豚」や「ダーク・ブルー」といった戦闘機ものの映画とはまた一味違った
空で戦う男たちの話であるのが良いです。
墜落していく友軍機を見守ったり、護衛機が去っていくと心細かったり、
対空砲火にひたすら耐えて目標に接近したりと爆撃機にも独特の世界がありますね。
  1. 2007/08/23(木) 21:43:53|
  2. 映像作品感想
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映画「夕凪の街 桜の国」(2007/08/17)

映画「夕凪の街 桜の国」を映画館に見に行きました。
同名の漫画を原作とする実写の映画で、広島の原爆について描いた作品です。

漫画を読んだことがあったので映画を見てみましたが、
それなりに良かったです。
漫画原作の邦画は、漫画の表現をそのまま使ってわざとらしく現実感がない作品
になっているものが多いですが、
この映画はこまかく表現を独自のものにして実写として見られる作品になっていると思います。
ただ、原作をもつ作品の限界として原作の魅力に迫ることはできていても
こえることはできていないと思います。

原作の漫画の後書きを読むと、作者は被曝した人の日常を描くことで
体験したことのない原爆というものを実感したかったのだと感じます。
漫画の中には、原爆ドームや平和記念公園といったものは象徴的には描かれず、
あくまで被曝者の日常が描かれます。
原作の漫画は、作者が原爆というものと真剣に向き合った良い作品だと思います。
また、向き合った結果を読者に押しつけている作品ではないと思います。

しかし、映画では、最初やら最後やらで原爆ドームやら平和記念公園を象徴的に描いてしまっています。
その表現があまり好きではありません。
この作品だけでは、核兵器を位置付けるには弱いですし、核兵器というものへの結論はだせないです。
この作品を見た個人個人が核兵器というものと向き合って、どういうものかというものを
自分が調べて知っていかないと結論は出せるものではないです。
原作の作者も自分で調べてみてそれがわかっているから結論を押しつけていないのだと思います。
それなのに、映画は核兵器は使ってはならないという結論を押しつけてしまったと思います。
そういう結論を言いたいのなら、そのような結論を言えるオリジナルの作品を
作ってほしかったです。
  1. 2007/08/17(金) 10:42:53|
  2. 映像作品感想
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映画「兵士の父」(2007/08/14)

映画「ОТЕЦ СОЛДАТА(日本語訳:兵士の父)」を見ました。
1965年のソ連の作品で、アメリカのAmazonからDVDを輸入しました。
日本のDVDパッケージではないのですが、RUSCICO(ロシア映画評議会)が提供するもので日本語字幕が選択できますし、
テレビジョン方式がNTSCなので普通にPlayStation2で見て楽しむことが出来ました。

映画の舞台は第二次世界大戦下のソ連です。
ソ連の片田舎で息子の負傷を知った父親は、息子が入院したという病院を目指します。
しかし、病院に行ってみると既に息子は退院して戦場に戻ったあとでした。
息子を一目見たい父親はあきらめずに珍道中を繰り広げながら息子を追いかけます。
最後は、父親と息子は再開するのですが、、、という話です。

まず、この映画は父親のキャラクターが良いです。
素朴で少々偏屈な生粋の農民の姿は、いかにもソ連映画の主役です。
農作業を凄く愛していて、ブドウ畑を踏みにじろうとするソ連戦車の前に
立ちふさがって戦車兵をファシストの青二才とののしったり、
CCCP(ソ連のこと)が何のことかわからなかったりというのがおもしろいです。

話としてはソ連のプロパガンダ的な要素があると思います。
このことは、この映画が作られた時代からするとしかたないかもしれません。
しかし、父親はプロパガンダ的な要素とは関係なく
素朴な一農民として描かれるので気にはなりません。
また、根底には戦争のむなしさが描かれていると感じます。

映画「鬼戦車T34」や「誓いの休暇」なんかと同じく娯楽作品として楽しめつつ、
ソ連のプロパガンダ的な演出の裏にも戦争の悲しみが見える良い作品だと思います。
  1. 2007/08/14(火) 17:09:30|
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