FC2ブログ

水雲風

とりあえず人生を記録と妄想の吐き出しの地

映画「誰も知らない」(2004/08/13)



「西巣鴨子供4人置き去り事件」、「巣鴨子供置き去り事件」
を元にした映画作品(上記は1988年の同一事件の別称)。

事件の概略は以下の通り。
母親が14(男)、5(女)、3(女)、2(女)の子供を残して
愛人の元にいき、半年近くほって、子供だけの生活をさせた。
その間に、2歳の女児が長男とその友人の虐待により死亡、遺棄された。
その後、事件が大家により発覚、
押入に乳児の死体がある(母親がいるときに病死して放置)ことも発覚した。
子供たちは届け出が出されておらず、戸籍もなかった。

詳しくは
+MONSTERS+MURDER IN THE FAMILY
東京・豊島区子供置き去り事件報道に関する抗議文
など
(一番上のリンクで長女が7歳となっている。
新聞でも最初の表記が7歳となっているが後に5歳に変わっている。
自宅出産で届けも出していなかったため、混乱があったのかもしれない。)

実際の事件は、子供は長男以外、外に出ず、ひっそり暮らしていたらしいが、
映画ではみんなで外に出たりしている。
また、事件では一番下の子供は長男と友人に虐待されて
(ただ、長男は直接は死に関わっていず、友人の一人が死に至らしめたらしい)
死んでいるが、映画では事故死している。

実際の事件が1988年(事件の次女と自分はかなり年が近い)と
新しいこともあり、心をえぐるような描写はできなかったのだろう。
また、泣かさないように作ってあるように感じた。
プレステ(1988に無いと思う)が出ており時間自体は現在であるようだ。
(今でも十分におこりうるだろう)
新聞によると、長女は事件後「母親よりお兄ちゃんが好き」と語っている。
監督のインタビューによると事件直後に責任を果たせなかった
ことを悔やむことを言っていたらしい。
監督はそのことを愛おしく思ったそうで、
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200407/gt2004080104.html
http://web.archive.org/web/20041023144157/http://www.sanspo.com/geino/top/gt200407/gt2004080104.html
この映画は監督の長男へのメッセージに思える。

この映画は事件とあわせてみないと意味がないと思う。
事件と映画で現代社会について考えさせられる。
しかし、子供が十分に食べられないというのは辛い。

一家惨殺で一人修学旅行に行っていて生き残った子供
の話を聞いたときも思ったが、
この長男は幸せになれたのだろうか(なれるだろうか)。
事件が発覚したとき長男は母親を信頼しておりかばったという。
世間を知って母親や自分を許せただろうか。
今、心を許せる友人、恋人、恩師はいるだろうか。
スポンサーサイト



  1. 2004/08/13(金) 22:56:04|
  2. 映像作品感想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

おげれつ脱脂綿

カレンダー

07 | 2004/08 | 09
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリー

月別アーカイブ(タブ)

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する